今日のお話。
第二回目☆
テーマは『居室づくり その①~思い出の品々~』
※あくまで私の経験上のお話です。実際は施設側さんときちんとお話しされてくださいね。
施設に入居するということ。
それはつまり、
「今日からここが私の住処」
になるということ。
本当は住み慣れた我が家で暮らし続けたい、
という気持ちをいつまでも持たれている方がほとんどです。
だけど自宅の構造上や、病気・認知症による身体症状、そのほか様々な理由でそれが叶わないこともあります。
そういった理由から施設に入居されることになったとき。
施設にもよりますが、私が過去に勤務していた施設、
グループホームや有料老人ホームでは、
ご自宅で使われていた家具を持ち込むことが可能でした。
小さなタンスや椅子、中には鏡台を持ってこられていた方もいらっしゃいました。
それはあまり大きなものではありませんでしたが、結構年期が入ったものでして。
「あー、自宅でずっと使われていたんだなー。嫁入り道具だったんかなー。」
と思っていました。
また、中にはキリスト教徒の方で、小さなマリア様を飾られている方もいらっしゃいました。
ほかにもキングかクイーンサイズほどのベッドを持ち込まれた方もいらっしゃって!まず最初に私が思ったこと。
「よくこの小さな入り口から入ったなー( ゚Д゚)中で組み立てたんかな?てかこんなでっかいサイズのベッド初めて見たし!キングサイズとかこの世に存在していたのか・・・」
と、心の中で勝手に騒いでいたこともありました(*`艸´)ウシシシ
本当に皆様の思い出の品々が詰まったお部屋を見させていただくことができて、なんだか楽しかったです。
そしてそのどれもが、その方の人生の詰まった、大切な物なんだなと思うと、なんだかじーんとくるものがありますね。
そこでまた利用者様の思い出話を聞かせてもらったり。
そういった思い出の品を施設に入居してからも使うことができれば、
自宅で生活することができなくても、少しでも安心して施設での生活を送ることができるのではないかと思います。
なので、もし施設側がそういった品々を持ち込むことが可能なのであれば、
利用者様が愛用されていた品々を思いきり持ち込んじゃいましょう!
もちろん居室の広さの関係もありますので大きさや数の限度はありますが(;^ω^)
入居が決まった時に、実際に利用者様と相談して持ちこむものを選ぶのもいいかもしれませんね。
これから施設に入居される方、現に今入居生活を送られている方には、
思い出の家具、それ以外にも洋服、若いころの写真やご家族・ご友人撮られた写真など、
居室いっぱい大切にされてきたものに囲まれて毎日を過ごしましょう!
というくらいの気持ちで、施設での生活を楽しんでいただけたらと思っています。
私のブログが1人でも多くの方の役に立ちますように。。。