今日の介護のお話は、
前回に引き続き「介護用おむつ・パンツ」について。
ドラッグストアで見つけた「アテント」の冊子に色々と詳しく載っていたので、
その中から実際に取り扱いがある商品と、どんな時に使うと良いのかをご紹介させていただこうと思います。
既に使っているから知っているよーという方もいらっしゃるかもしれませんが、
これから使う予定がある方にもわかりやすいようにお伝えできればと思っているので、
よかったら参考にされてくださいね。
【目次】
介護用下着の種類は?
まず介護用下着の種類について見てみると、大きく分けて3種類あります。
- おむつ
- リハビリパンツ
- 尿取りパット
それぞれご利用者様の身体状況によって使い分けます。
中には”日中はリハビリパンツ”で”夜間はおむつ”といった使い分けをされている方もいらっしゃいます。
では具体的に一つずつどういった物なのかを見ていきましょう。
おむつ
アテントではおむつのことを「テープ止めタイプ」という商品名で販売されていますが、
ここではあえて「おむつ」と呼ばせていただきます。
(介護者の間では『おむつ』や『おむつカバー』と呼んでいます)
まず、おむつはどういった方が使うのかというと、このような方が使うことがあります。
- 寝て過ごす時間が多い方
- 介護度が高い方
- 手すりや介助があっても立位保持が困難な方
- 医者の指示で立位ができない方
- 夜間のトイレ排泄が困難な方
おむつは、基本的に介護度が高いなどの理由から『おむつ内で排泄をする方』が使います。
ですが中には、日中はリハビリパンツでも、夜間のトイレ排泄が難しい方はおむつを使うことがあり、
一人ひとり現状に合わせて臨機応変に使い分けます。
アテント商品で取り扱いがあるのは全部で2種類。
- うす型
- 厚型
ご利用者様によって排泄量は異なるので、
おむつの厚さが選べるのは嬉しいですね。
基本的には「おむつ+尿取りパット」を組み合わせて使いますが、
万が一尿取りパットから排泄物が漏れてしまった時でも、
特に”厚型”を使っていると安心ですね。
ですが基本的にはおむつカバー自体もしっかり給水量はあるので気にせずに使うことができますよ。
リハビリパンツ
リハビリパンツは、簡単に言えば「使い捨て出来るパンツ」です。
リハビリパンツはどういった方が使うのかというと、このような方が使います。
- 一度に量が多い尿漏れがある方
- 普段からトイレに間に合わない方
- 尿意・便意に気づきにくい方
- 手すりや介助があれば立位が可能でトイレに行ける方
『トイレが間に合わずに下着についてしまった』といった場合、
布製パンツだと、
- 着替える
- パンツについてしまったものを流水で洗い流す
- 落ちない場合は衣類用漂白剤につけておく
- 洗濯する
といった手間がかかってしまいます。
ですがリハビリパンツの場合は『汚れたら捨てて、新しいパンツに履き替える』という2ステップで着替えが終わるんです。
しかもリハビリパンツの便利なところは、布パンツのように足を通して脱ぐ必要がなく、サイドのギャザー部分を両サイドに引っ張って破れるので、
簡単に捨てることができるんですよ。
(ご利用者様によっては自分で破ることもできます)
中には『心配だから・不安だから』といった気持から、自立歩行が可能な方でもリハビリパンツを使っている方もいらっしゃいます。
そういった意味でも、リハビリパンツは幅広い用途があると言えますね。
一人ひとりが無理なく・不安なく使えるように、
アテント商品もラインナップがこのように豊富にそろっています。
- 超うす型
- うす型
- 長時間
- 夜用
中には”うす型なのに長時間安心のロング丈”といった商品もあり、
それも含めると合計9種類もの商品があるんです!
「超うす型」は今回私も初めて知ったんですが、まさに布パンツと薄さがさほど変わらないのでは?というほどの造りになっていてビックリ!
リハビリパンツもオムツ同様「リハビリパンツ+尿取りパット」の組み合わせで使用することが多いのですが、
『日中トイレに間に合うか心配だけど、実際尿漏れがあることはめったにない』といった方であれば、
「超うす型」もしくは「うす型」パンツのみの使用も可能ですよ。
またリハビリパンツは「介護用」としてだけでなく、
『高齢になって外出時などのトイレが不安』といった方にもおすすめ。
「超うす型パンツ」や、この後ご紹介する「尿取りパット」「吸水パット」を予備で持ち歩けば安心です。
かさばらない薄さというところが魅力的ですね。
尿取りパット
今回アテントのパンフレットの中でも驚いたのが、この尿取りパットの多さ!
具体的には大きく分けてこのような種類がありました。
- 吸水ケア用「ナチュラ」
- 布パンツ用
- リハビリパンツ用
- オムツ用
正直尿取りパットにここまで種類があるとは!
次回からより具体的に商品の紹介をさせていただきますが、
特に「吸水ケア用」パットの種類が多すぎるという嬉しい悲鳴が(≧▽≦)
尿取りパットは、おむつやリハビリパンツ以上に多くの方に使っていただくことができますよ。
介助が必要な方はもちろん、先ほどもお伝えしましたが日頃からトイレに間に合うか心配といった方にも安心して使えるのでぜひ使ってほしい商品です!
まとめと私の感想
介護用おむつやリハビリパンツは、利用者様おひとりひとりの身体状況によって使い分けますが、
その中で一番大切なことは「ご本人様も介護者も負担にならないものを使う」ということ。
ご本人様はもちろんですが、
介護者にもできるだけ負担がかからないように日々過ごすことが大事です。
それはトイレ介助に限らずどんな介助でもおなじことで。
どんなに介護度が高くても、
これまでの生活となるべく変わらない日々を過ごしたいものですよね。
(中にはリハビリパンツやおむつを嫌う方もいらっしゃいますからね)
そのために「介護用おむつ・パンツ」の種類もどんどん増えてきているのです。
今回ご紹介させていただいたアテントの商品は、
私が見ても正直頭がこんがらがるほど!
種類が本当に豊富なんです。
でもそれだけ、一人でも多くの方に快適な生活をしてほしいという想いがあってこそ実現されたもの。
選択肢が多いことは、ご本人様にとっても介助者にとっても嬉しいですよね。
今回このパンフレットを見て改めてそれを感じさせられました。
だからこそ、皆さんと情報を共有したくて今回ブログを書かせていただきました。
私のブログが一人でも多くの方の参考になりますように。。。
【御礼】
今回「アテント」の商品紹介をさせていただくにあたり、
アテント商品を販売している”エリエール”さんに、
商品紹介をしてよいか問い合わせをさせていただきました。
すると大変丁寧に対応していただき、商品紹介の許可を頂きました。
本当にありがとうございました。
【アテント 公式サイト】